肩峰周辺TGA(肩甲上腕関節)
目的
肩関節上部の軟部組織に滑走を促す。
臨床的意義
肩峰下腔(滑液包、関節包など)の硬さの改善に有効。
肩関節の挙上制限は肩峰下腔の硬さを伴っていることが多く、肩甲上腕関節の内転制限が現れる。
代償的な作用が肩甲骨の位置、体幹のアライメントにも波及する。
方法
- 腋窩部分に施術者の手を挟む。+ 肩甲骨を上方回旋位で固定
- 肩関節の内転方向に誘導する。+ 肩峰下腔(肩甲上腕関節を牽引)に伸張刺激
- 振動を加える。+上肢がより内転すれば終わり
指標
肩関節屈曲、外転、肩関節挙上時の大結節の滑り込み(転がり)
私的見解
臨床では上記の通りの変化が見られる。しかし、腋窩に手を挟み、梃子の原理を用いて行うため、支点にしている所に負荷がかかり痛みが見られる。
無理やり剥がす感じに近いのかな…